神棚の設置場所から、神棚の種類、お供え物まで、ひるた仏具店が丁寧に解説します。
そもそも、神棚とは??
伊勢神宮から頂くお札(天照大神)や神社から頂くお札をお祀りするための社(やしろ)と社(やしろ)を安置する棚のことをいいます。
神棚の向きについて
神棚は家の精神的中心になるところです。
設ける場所としては、清浄で静かな高いところ、または、家族で親しみやすい明るい感じのところにお祀りします。
向きは南向きあるいは東向きにお祀りします。
神棚を新しくする時期
一般的に年末に神棚を新しくし、年初にお札を受けて祀るという場合が多いようです。
ただ、これは正式に決まっているわけではなく、以下の場合にも新しくすることもあります。
家を新築した時
年祝の時
結婚をした時
開店、事務所開きの時
などに神棚を新しくすることもあります。
神棚の種類
神棚は扉の数によって、一社宮、三社宮、五社宮、箱宮があります。
神棚の選び方
神棚を選ぶのに重要なのは、「大きさ」です。神棚を選ぶ際には、棚板の大きさをしっかりと計りましょう。
神棚は通常「棚板(たないた)」と呼ばれる板の上に設置しますが、この棚板の大きさもご家庭によって様々です。
1 | 幅によって一社宮か三社宮(あるいは五社宮)にするか決まります。 |
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2 | 神棚によって高さが違います。 |
3 | 神棚の手前には、お供え物をしますので、棚板の奥行は神棚の奥行より10cm以上大きくなるような棚板をお薦めします。 |
詳しくは、各商品ページをご確認ください。
神棚一覧
お札(神礼)の祀り方
お札の祀り方は天照大神が中心となります。
三社宮(箱宮も同様)の場合、中央に天照大神のお札、向かって右に氏神神社のお札、左に崇拝する神社のお札をお祀りします。
一社宮の場合、手前から天照大神のお札、氏神神社のお札、崇拝する神社のお札という順番にお祀りします。
お札は一年間お祀りし、古いお札は神社に返します。
古くなった神棚やお札はただ捨ててしまうのではなく、丁寧に氏神神社や崇拝する神社に持って行きかがり火の中で燃やして頂きます。
神棚にお供えするもの
毎日お供えするものは、お米、お水、お塩です。毎月1日と15日にはお酒もお供えします。榊は枯れないうちにとりかえるようにします。
その他、お正月や結婚や七五三などお祝いの時などは季節の初ものをお供えします。
神具で最低限必要なものには、神鏡、榊立1対、瓶子1対、皿2枚、水玉1個です。
お参りの作法
1 | まず手や口を清め衣服・姿勢を正し、御神前に進みます。 |
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2 | 深いお辞儀を2回。 |
3 | 拍手を2回。 |
4 | 深いお辞儀を1回。 |
5 | 御神前を退きます。(にはい、にはくしゅ、いっぱいと覚えると良いと思います。) |
神具のいろは
伊勢神宮から頂くお札(天照大神)や神社から頂くお札をお祀りするための社(やしろ)と社(やしろ)を安置する棚のことをいいます。
神鏡
神棚には神鏡(しんきょう)を必ずお飾りします。神鏡とは、神様の依代(よりしろ)となるご神体として神鏡をお飾りします。鏡が神様の依代として考えられるようになったのは、鏡に映った人の姿がその人の霊魂であると考えられたからだといわれています。
榊立
御神前に榊(神棚の葉っぱ)をお供えするときに使用する花瓶「榊立」です。
通常は、1対でお供えします。榊立にも種類があります。どれでなくてはならないという決まりはありません。お好みの榊立をお使いください。
三宝
御神前に洗米・塩・水などをお供えする際に、器(瓶子、水玉 皿など)を載せる台を「三宝」といいます。
「三宝」には洗米・塩・水・酒をお供えし、両脇に榊をお供えします。
神棚や御霊屋の大きさに合わせてお選びください。